『レストランゆず庵』〜高知県・南国〜
【レストランゆず庵】
お客さんからのクレームはすぐに対応する。
弊社（わたくしの勤めている会社）のモットーである。 「すぐに来てほしい」ということで営業Ｓ氏と本日は高知県南国市へ。
南国インターに着いたところで昼食を取る事にした。
仕事とはいえ、南国まで来たわたくしはどうしても昼食に外せない店がある。
『レストラン ゆず庵』だ。
名前はなんか冴えない３流レストラン風の名前。
初めての訪問は確か５年程前だったか。
スリットかなり入ったチャイナドレス姿のウェイトレスに、強烈なインパクトを受けた記憶が今も残っている。
当時のメニューに「チャイナドレス定食」(３０，０００円)なるものがあった。（いったいどんな料理なのかは不明）
ちなみに現在のメニューからはもう外れていた。
店舗のかんじは、なんかごちゃごちゃした色彩の建物で店の外にも、やたらめったらいろんなモノが置いてあるところなのだ。
久し振りに訪れた店先には、高そうな紺色のジャガーのセダンが１台展示していた。
フロントガラスに"牛５頭と交換します"というきたない張り紙が・・・
そう、ここはあくまで社長の趣味だと思うがとにかく変なレストランなのだ。
入り口には有名人から届いた花輪。
（自作自演：当日は"えなりかずき"日によって変わるらしい）
入り口付近には手を２回叩くと怪しげな仏像が出てくる賽銭箱付の置物。
店内には非売品の月光仮面の置物や"あむろなみへい"（サザエボンを連想してほしいが安室奈美恵となみへいの合体）のＴシャツ。
ビィトンのスーツケースの忘れ物（誰がそんなもん忘れるンや）が忘れ物コーナーに。
メニューの中にも遊び心が満載。
３５cmもある「超特大エビフライ一匹」（２，０００円）から始まり 「ジャンボパフェ」（大きさ５０cm〜８０cmぐらいある）（２，５００円） 「超特大オムライス」（５０，０００円）２時間前迄に要予約（５０人前はあります）などなど。
以前から色々変わったメニューが多くメニューを見るだけで待ち時間を感じさせないところがあったが 当時から変わっていない極めつけのメニューは「くじらの姿寿し」（７００万円）だ。
（ここまでくると本当に一度見てみたいものだ）
無くなったメニューも相当多いようだが現在は一つの名物メニューに落ち着いている。
「世界一うまいオムライス」だ。 これだけ遊んでいてもちゃんと商売として成立させるここの社長の経営センスというか哲学はたいしたものだ。
３年程前からオムライスシェフを月給６５万で雇い今では１日平均５００人前以上は出ているらしい。
現在のメニューはオムライスとのセットメニューが多く良い具合にメニューを絞り込んでいる。
何を売りたいのかがはっきりしていて分かりやすい。
でもセットメニューには常に旬の素材や高知ならではの食材を使い、空きのこない工夫がしてある。
営業Ｓ氏はオムライスと天然ブリのから揚げ（１，２５０円）。 わたくしはオムライスとくじら刺身（１，８００円）を注文。
メインのオムライスは、半熟状のふんわりたまごが特徴でトッピングにくじらの肉か牛肉がのってある。
結構ボリューム感があるわりに非常に食べやすく感じるのはあっさり目のデミソースのせいなのか。
肝心のオムライスのごはんもべちゃつかずケチャップとほどよくからまっている。
ふんわりたまごと一緒にたべるごはんは口の中でとろけていく感じ。
付け合せに山くらげの梅仕立てがそえてあり、 山くらげのカリカリした食感がとろけるオムライスにアクセントを加える。
ちょっと残念点がひとつだけある。
山くらげの食感は、ほんとオムライスと良くマッチしているのに味の方がいまいちなのだ。
すっぱい系にはうるさいわたくしとしては 「化学調味料を使わず自家製でこだわって作ってほしいなぁ」という気持ち。
しかしとにかく一度は食べる価値のあるオムライスだということははっきり再確認出来た。
子供から大人まで人気のあるオムライス。
四国中いや日本中探してもそのオムライスを一日平均５００食以上出す店はそうはないだろう。
「超特大オムライス」（５０，０００円）をこの眼で見て一度食べてみたいと考える営業Ｓ氏とわたくしであった。 （いったい何人連れてけばええんや！）
食堂メモ
新情報によると１００人迄のレストランウエディングの出来る別館を製作中だとか。
なんでもバリ島のわらぶき小屋をばらしてコンテナで運ぶらしい。
バリ島の大工さんにも来てもらって打合せをしている最中。
オープンカーで直接入場ＯＫ。 完成は今年の終わりごろになるという。
今から完成が待ち遠しい。
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