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『米屋なのか、めし屋なのか！？＜後編＞』～東京・渋谷区～

【都会のオアシス：おひつ膳田んぼ】

案内してもらったＨさんは鮭いくらおひつ膳（￥１，６００円）をわたくしは、さばの味噌煮がメインの昼おひつ膳（￥１，０００円）を注文することにした。
余談になるが、さばという魚はわたくしの大好物の一つである。
ほんまに刺身にして良し、酢でしめて良し、焼いて良し、煮て良し、魚の王様といえるだろう。

期待を胸にさらに待つこと10分。先にＨさんのお膳が登場。
鮭いくらおひつ膳ということでおひつをあけると鮭といくらがご飯の上にのっかっていた。
Ｈさんは一気にご飯と具を混ぜて食べ始める。
茶碗によそう前におひつの中でご飯と具を適当に混ぜて食すらしい。

続いてわたくしの注文したお膳が目の前に運ばれてくる。
おひつに入ったご飯、さばの味噌煮、あさりの味噌汁、漬物（もろみ漬）、玄米茶という彩り。
先ほどのＨさんの時には具がのっていたので良く分からなかったがまずおひつをあけてびっくり！
昔でいう銀シャリとはこういう状態をさしていうのかと思うほど、おコメがビッカビカ。（ピカピカよりもっとすごい輝きのこと）
そしておひつ自体のもつ木の香りであろう、それとご飯の香りが絶妙な調和を生み出しなんとも食欲をそそられる。
しかも一粒〃がしっかり立っているではないか。
最近この米粒が立ったご飯というものに久しく出会っていない。

ご飯だけで一口食べてみる。まず舌ざわりが非常になめらかなのに歯ごたえはしっかりある。そして噛み締めるほどに感じるほのかな甘味。最初の一杯目はご飯だけで食べきってしまう。言い忘れたが、注文時にご飯の量を大目か少な目かを言っておくとよい。（わたくしは大目で注文）

あとの二杯目以降は、もう無言で食べまくる、食べまくる、食べまくる。
結局大目のご飯を注文すると、だいたいお茶碗四杯分ぐらいになるということが分かった。
（参考までにわたくしはふわぁっとご飯をつぐタイプなので茶碗に押し付けるタイプなら三杯分ぐらいかな）
さばの味噌煮も味噌汁も美味しかった。
でもその印象がほとんど残らないほどにご飯の印象が強かった。
久し振りにご飯が主役のメニューというのはこういうものなんだと一人で感動した。

感動しすぎて最後に玄米茶と一緒にもろみ漬でお茶漬けをする食べ方があるにもかかわらず純粋にご飯として食べきってしまった。
しかしそのことになんら後悔することはないわたくしであった。

食堂メモ

店でだしているおコメを1合～5合まで1合単位で売ってくれる。なんとも親切な店だ。
ちゃんと米の登録小売業者の緑の看板がある。実は米屋さんが経営しているのか？
どちらにしてもコメを熟知した人なんだろうと勝手な想像をしてしまった。

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【都会のオアシス：おひつ膳 田んぼ】

食堂メモ

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